「おくたま文庫」は奥多摩のとある老舗旅館の地下3階でオープンした古本喫茶。(渓谷の際に立つ建物なので地下でもこの景色)。この場所の店主岡村さんは普段はネットの古書店に勤務されています。在庫状況によって状態の良いものでも廃棄されてしまう現状に心を痛め、処分されてしまう本を少しでも減らし新しい持ち主へとつなぐことができないかと、このお店をオープンされました。氷川渓谷を眺めながら読書とコーヒーが楽しめる素敵なこのお店も惜しまれながら昨年閉店。奥多摩に魅了された岡村さんは現在新たに自分の場所となる空間を奥多摩で探しています。
実はこの東小金井のSHOSYOはこの岡村さんの活動を密かにSNSでみていたSHOSYOの店主が自分も本のための空間を作れたらと場所を探し始め、今に至ります。(本業のブックデザイン以外の活動はまだまだ途上なのですが……)その後、直接お会いして一緒になにかできないかと打ち合わせをかさね、3月18日(土)19日(日)の2日間「出張 おくたま文庫 in SHOSYO」としてポップアップストアを開くことになりました。「出張 おくたま文庫」は今回初めて中央線での開催となります。
古書の販売はもちろん、今回スペースの問題で「喫茶」は再現できませんが、当日はおくたま文庫さんのおいしいオリジナルドリップ珈琲の試飲販売。コーヒーにぴったりな「萌粉」さんの焼き菓子(予定)、奥多摩の大自然の恵みを受けて育った、新鮮な鹿肉と江戸東京野菜の「治助イモ」を使用したジビエカレー(レトルト)の販売など奥多摩への愛にあふれた空間が東小金井にやってきます。岡村さんは奥多摩の良さを少しでも伝えたいそうです。